Monday, June 27, 2016

JESUS CYCLES

 JESUS CYCLESさんからのオーダーです。

とてもおしゃれなスタイリングでした。

バランスもとても良かったです。

 ペイント前はこのような感じでした。

このまっさらの状態からデザインを決めて行きます。

色はJESUSさんらしい色使いで、今回は艶有りのブラックとグリーンメタリックのツートン。
とても珍しいクールな印象でした。
 実はタンク横のラインと上のラインの色を変えています。

上の方が少しオレンジを入れています。

この文字のゴールドリーフはマーブル模様でしたので、それに合わせて何か一体感と立体感を出したかったからです。

ヘッドカバーにも装飾を入れています、これによって全体がとても引き締まりました。エナメルは熱にある程度耐えられるので、剥がれる事はあまりありません。止まりの悪い、黄色や、赤などは色が飛んでしまいますが。

リアフェンダーのラインはとてもクールに仕上がりました。

ベルトカバーにもシンプルな装飾を入れてサイドカバーからフェンダーへの綺麗な流れを生みました。
 エンブレムはHD WISCONSIN
Oak Leafデザインです。

中身をJESUS CYCLESにカスタムしています。

このサイドのライン取りは最後まで悩んだ所でした。

このラインで間違いなかったと思います。



















タンクとサイドカバーのダブルラインの兼ね合いが重心を少し前に持ってきて、タンクサイドの抽象的なラインを中和させています。

この写真で見ても色の違いが分かると思います。

とても立体感のある効果が得られたと思います。


最近はサインの下にMADE IN JAPANと入れています。

ゼロから生み出す事はとても体力と精神力を使います。

Wednesday, June 22, 2016

SWITCH STANCE RIDING "ROYAL PANTAH"

 天草のSWITCH STANCE RIDINGさんからのオーダーです。

ベースはDUCATI PANTAH

FRPの塗装は大変です...

普通に塗装すると
下から繊維が出てきますので、しっかりとサーフェーサーを重ねてベースを作って行きます。

そうしないと歪みの無い鏡面は出ません。
こちらはサーフェーサーまで仕上げた状態で入庫しました。


 入庫してから、さらに歪みを取りました。

特に燃料計の所は大変でした...

歪み取りはもう頭がおかしくなる位、神経質になります。


色は何色も作って、小坂さんと選びました。

テーマはロイヤルブルー 

ゴールドはエナメルのゴールドにオレンジそして一滴の赤を入れて深みを出しました。

この時初めて車両に外装を乗せたのですが、色やライン取りが無事に出来ていてとても安心しました。

ライン取りがとても難しかったです。

どうしても車体に全て組み上がっている状態でないと迷いが出るときがあります。

タンクの角度や、ホイールベースとエンジンとの兼ね合いを感じさせるレタリング位置、サイズ、書体。

よくピンストライパーやペインターの方が外装のみ預かって仕上げている人がいますが、凄いなーと思います。

外装のみの場合は車体に組んだ状態の写真を送ってもらうなど徹底的に車体との相性を考えています。 

レタリング、ラインは全て100%フリーハンドです。

ステッカーと分からないくらいのクオリティだと思います。

 

そしてクリア仕上げ〜ポリッシュ

3:1のクリアを使用しています。

色々と見てきましたが、このクリアは深みが違います。

そして強いです。

 とても美しい仕上がりです。

夕日を眺めているような気持ちになります。


後ろにWHEELS & WAVES の記念レタリングを書き入れました。

こちらも即興の全てフリーハンドです。

 美しい仕上がりです。

そして組み上がってフランスへと旅立って行きました。

これはフランスでの写真。

何故か日本を感じさせる色で驚きました。

小坂さんの魂も感じたし、そこに自分もいる様な錯覚を感じました。

写真はとても良い写真でしたのでFACE BOOK上からお借りしました。

ポリッシュした車両は雨粒が綺麗ですね。
 そしてこのDUCATIの制作者SSRの小坂さんです。

小坂さんとは沢山の車両を製作してきました。

また想い出深い一台、ご一緒出来て大変嬉しく思います。


フランスに行き今も沢山のイベントに参加されています。

私も来年はフランスで書いてみたいな〜




 


Sunday, June 19, 2016

RED HOT MOTORCYCLES

RED HOT MOTORCYCLESさんでカスタムされた車両です。

あまり見た事が無い絶妙なカスタム内容です。

オーナーがトラック乗りと聞いて、TRUCKIN` STYLE?と言うのでしょうか

なにかトラックを感じる、どっしりとした雰囲気のある車両でした。

雰囲気は70年代後期のような感じでしょうか

ペイント前はこのような感じでした。
 
  基本、剥離、ブラスト、錆び止め、サーフェーサー、塗装と言う流れで作業をしています。

普段エイジング作業はしないのですが、この車両では各パーツと車体の雰囲気を整えると言う意味で、程よいエイジングをしました。 

一度ブラックで仕上げて、軽くペーパーを当てて、サーフェーサーを程よく吹き付けています。
黒の部分が紫外線で焼けて下のサーフェーサーが出てきたと言うイメージです。

カリフォルニアの野ざらしにされたHOT RODみたいな乾いた雰囲気になったと思います。

リアフェンダーには絶妙にスターバーストを入れています。

ピンストライプは50sと70sを合わせた様なシンプルで抽象的なデザインです。

太さはいつもより太めです。

フロントフォークにもシンプルなピンストライプを入れています。

ホワイトリボンとのバランスも取れた雰囲気の取れたデザインだと思います。


PAINT AND PINSTRIPING by ORVIS ONE 

BUILD by RED HOT MOTORCYCLES

Wednesday, June 15, 2016

YAMAHA SR400 PINSTRIPING


YAMAHA SR400 CUSTOM です。


作業前はこんな感じ。

 パーツはとても珍しいパーツが揃っていました。

といってもビンテージなどは良い意味で皆無

中華パーツが多いと言われていましたが、全然雰囲気を壊して無くスパルタンな雰囲気が出ています。

とてもセンスが問われると思います。

キャブはヨシムラ、ブレンボそっくりなキャリパー、アルミビックフィン 

スイングアーム
  タイヤの選択も良いです。

スイングアームはYAMAHA R1-Z の逆付けでしょうか?
ホイールベースも伸びてとても良いです。

個人的にはマフラーがOVER RACINGだったら...尚 最高です


 打ち合わせを重ねまして、たたき案はこの様な感じでした。

画像は合成画像です。

何か物足りないのでこの様な案を出しました。
 緑も渋さがあって捨てがたいデザインでした。

デザイン案はTY125をベースに


そして完成

トータル的にヨーロッパ趣向に仕上がったと思います。
日本でもないし、アメリカでもないです。


全てフリーハンドの手書きで仕上げましたが、やはり黄色は止まりが悪いです。

3回以上は塗り重ねたと思います。

 そして黄色の色選びがとても重要でした。
たしか、黄色、アイボリー、赤を一滴だったと思います。

80年代のkenny robertsのUS YAMAHA カラーです。

私は原色はほとんど使用しません。
車体の雰囲気をあげるには色合わせが一番重要です。

幅や間隔、立ち上がり、伸ばし具合、レタリングのサイズなども見て頂きたい所です。


白部分もグリップの色に合わせて、少し生成りにしました。

書体もオーナー様に凄く合っていたと思います。


シート部分はストロボの幅に苦労しました。

リベットの位置とストロボ間隔のバランスが一番難しい所です。

シートも純正を加工して上手くまとめてありました。とてもレベル高いです。


上からみたストロボの幅、曲げ方、角度、計算された仕上がりです。
 

ALL FREE HAND WORKS by ORVIS ONE

ショッピングサイトを更新しました。


Sunday, June 12, 2016

HONDA PROJECT CTX700

昨年10月の出来事ですが、本田技研工業様のカスタムプロジェクトに参加させて頂きました。

HONDAファンとして夢の様な出来事 感無量でした。

下の写真が原型です

この手の車両は全てをカウルで覆われるので、フレームのデザインがあまり良くなかったり、電子制御の部分が多数あったりカスタムは大変苦労されたと思います。

 エンジンが水冷と言う事もあってディティールをどう引き立てるのかすごく悩みました。
無機質に近い状態でしたので、シリンダーに指し色をしたりして引き立てられたと思います。

書体はネオクラシックな書体です。


スイングアームもCTXの文字を融合させたデザインで色はエンジンの対比を考えて
明るめのガンメタリックでグラフィックを書き入れて中和させています。

この作業で重心が中央部分に移り、車体が引き締まったと思います。

ラインを上だけにしたのは上下にいれると重くなりますしリアフェンダーとの対比が
バランスが良いからです。

このスタイルはあまりトラディショナルにし過ぎない所がポイントでした。
フレームも少し装飾を入れました。
タンクより外側へ出ていますので中和させる為です。

アウトライン無しのゴールドリーフ作業はとてもテクニックが必要です。

神経使います。

タンク後方はシンプルでトラディショナルなラインで仕上げ。

バイクより目立たないバランスが大事です。

作業時間は2日に分けましたが、トータル考えながらの8時間くらいだったと思います。



色もメタリックネイビーでとても良い色でした。
声をかけて頂いたJESUS CYCLEさんに感謝致します。

CUSTOM by JESUS CYCLES
 http://jesuscycle.exblog.jp/

PINSTRIPING and linstyling  by ORVIS ONE


最近は写真を貼付けるだけの記事が多かったので、
今後は回想録の様にどう言う気持ちで仕上げたのか
説明を入れながらご紹介していこうと思っています。

ORVIS ONE signs & designs  曲梶幹雄

Friday, June 3, 2016

ORIGINAL WEAR


久しぶりにオリジナルTシャツを作りました。

上の物は当店のロゴマークで再販しました。
左がダークヘザー 右はインディゴブルーです。

下の写真は社用車のシビックカントリーをベースに作りました。
所有して5年目となり、今年エンジンのオーバーホールも行い、
これからも長い付き合いとなりそうです。

"LIFE HAS ITS UPS AND DOWNS"は"人生山あり谷あり"と言う意味です。

色はネイビーのみです。

各デザインS M Lのサイズ展開になっています。

価格は1枚3,000円+消費税です。

店頭での販売と通販での対応もしています。

通販の場合は、ご購入の際はお手数をおかけしますが、
下記メールアドレスまで以下の内容の送信をお願い致します。
電話での対応も可能です。
 
mail;  olvisone@gmail.com

TEL:  096-202-5420

内容
・デザイン種類、サイズと枚数  
  例:ロゴマーク/インディゴブルー Mサイズ 1枚
  例:シビック Sサイズ 2枚
・発送先の住所 お名前 電話番号

送信後こちらから配送手続きの返信を致します。