天草のSWITCH STANCE RIDINGさんからのオーダーです。
ベースはDUCATI PANTAH
FRPの塗装は大変です...
普通に塗装すると
下から繊維が出てきますので、しっかりとサーフェーサーを重ねてベースを作って行きます。
そうしないと歪みの無い鏡面は出ません。
こちらはサーフェーサーまで仕上げた状態で入庫しました。
入庫してから、さらに歪みを取りました。
特に燃料計の所は大変でした...
歪み取りはもう頭がおかしくなる位、神経質になります。
色は何色も作って、小坂さんと選びました。
テーマはロイヤルブルー
ゴールドはエナメルのゴールドにオレンジそして一滴の赤を入れて深みを出しました。
この時初めて車両に外装を乗せたのですが、色やライン取りが無事に出来ていてとても安心しました。
ライン取りがとても難しかったです。
どうしても車体に全て組み上がっている状態でないと迷いが出るときがあります。
タンクの角度や、ホイールベースとエンジンとの兼ね合いを感じさせるレタリング位置、サイズ、書体。
よくピンストライパーやペインターの方が外装のみ預かって仕上げている人がいますが、凄いなーと思います。
外装のみの場合は車体に組んだ状態の写真を送ってもらうなど徹底的に車体との相性を考えています。
レタリング、ラインは全て100%フリーハンドです。
ステッカーと分からないくらいのクオリティだと思います。
そしてクリア仕上げ〜ポリッシュ
3:1のクリアを使用しています。
色々と見てきましたが、このクリアは深みが違います。
そして強いです。
とても美しい仕上がりです。
夕日を眺めているような気持ちになります。
後ろにWHEELS & WAVES の記念レタリングを書き入れました。
こちらも即興の全てフリーハンドです。
美しい仕上がりです。
そして組み上がってフランスへと旅立って行きました。
これはフランスでの写真。
何故か日本を感じさせる色で驚きました。
小坂さんの魂も感じたし、そこに自分もいる様な錯覚を感じました。
写真はとても良い写真でしたのでFACE BOOK上からお借りしました。
ポリッシュした車両は雨粒が綺麗ですね。
そしてこのDUCATIの制作者SSRの小坂さんです。
小坂さんとは沢山の車両を製作してきました。
また想い出深い一台、ご一緒出来て大変嬉しく思います。
フランスに行き今も沢山のイベントに参加されています。
私も来年はフランスで書いてみたいな〜
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