Sunday, June 12, 2016

HONDA PROJECT CTX700

昨年10月の出来事ですが、本田技研工業様のカスタムプロジェクトに参加させて頂きました。

HONDAファンとして夢の様な出来事 感無量でした。

下の写真が原型です

この手の車両は全てをカウルで覆われるので、フレームのデザインがあまり良くなかったり、電子制御の部分が多数あったりカスタムは大変苦労されたと思います。

 エンジンが水冷と言う事もあってディティールをどう引き立てるのかすごく悩みました。
無機質に近い状態でしたので、シリンダーに指し色をしたりして引き立てられたと思います。

書体はネオクラシックな書体です。


スイングアームもCTXの文字を融合させたデザインで色はエンジンの対比を考えて
明るめのガンメタリックでグラフィックを書き入れて中和させています。

この作業で重心が中央部分に移り、車体が引き締まったと思います。

ラインを上だけにしたのは上下にいれると重くなりますしリアフェンダーとの対比が
バランスが良いからです。

このスタイルはあまりトラディショナルにし過ぎない所がポイントでした。
フレームも少し装飾を入れました。
タンクより外側へ出ていますので中和させる為です。

アウトライン無しのゴールドリーフ作業はとてもテクニックが必要です。

神経使います。

タンク後方はシンプルでトラディショナルなラインで仕上げ。

バイクより目立たないバランスが大事です。

作業時間は2日に分けましたが、トータル考えながらの8時間くらいだったと思います。



色もメタリックネイビーでとても良い色でした。
声をかけて頂いたJESUS CYCLEさんに感謝致します。

CUSTOM by JESUS CYCLES
 http://jesuscycle.exblog.jp/

PINSTRIPING and linstyling  by ORVIS ONE


最近は写真を貼付けるだけの記事が多かったので、
今後は回想録の様にどう言う気持ちで仕上げたのか
説明を入れながらご紹介していこうと思っています。

ORVIS ONE signs & designs  曲梶幹雄

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